カナダ総選挙と政治教育の違い / The difference between Canadian political education and the Japanese one

2019.10.22 Tuesday

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    昨日は、カナダ総選挙の日でした。トルドー首相の続投が決まった様です。

     

    私は、選挙権を得てからも、ちっとも政治に興味が湧きませんでした。

    理想の社会像はあっても、自分が政治を変えられるイメージが湧かず、ずっと受け身で、罪悪感すら感じていました。

     

    でも、カナダに来て、学校での政治教育を見ていると、「あ、私は、政治に参加する訓練をしてこなかったから、急に選挙権を与えられても、どうしていいか分からなかったのだ。」と目から鱗が落ちました。(もちろん、ちゃんと自力で参加できる人も沢山いると思います。)

     

    息子の小学校のクラスでは、選挙前に、グループに分かれ、どれか一つの党について調べます。そして、発表しあい、みんなでどの党が良いのか考えるのです。

    ハイスクールの生徒たちは、校内で投票し、その結果を政府に提出するそうです。もちろん、本当の票にはカウントされませんが、将来を担う若い人たちの意見として、きっと何かしらのインパクトを政治に与えるはずです。

     

    因みに、私たちは、永住権はあるものの、カナダ国籍はないので、カナダの選挙権はありません。

    周りの方から、「まだカナダ国籍は取ってないの?」と気軽に聞かれ、「カナダ国籍を取ると、日本国籍がなくなっちゃうんで、、、」と答えると「え、そうなの?日本人は国籍ふたつ持てないの?」と驚かれます。

     

    日本育ちの私は、国籍ってみんな一人一つで、パスポートも一人一冊だと信じていました。

    猫ひろしさんが、カンボジア人になった時は、日本人としてのアイデンティティーよりもマラソンが大切なんだな、、、なんていう印象を抱いたのを覚えています。

     

    なのに、「バスケ部と軽音楽部を兼部してます。」「ジャズミュージシャンであり、歯科医でもあります。」みたいな感覚で、ダブル国籍を持っている人が、世界中にこんなに存在していたとは!

    国籍って、もっと自分のアイデンティティーと切り離して考えてもいいのかなって思う、今日この頃です。

    切り離した方が、逆に、政治に対して、遠慮なくガンガン意見を言えたりするのかもしれません。

    「嫌だけど、もう慣れちゃってるし、仕方ないか、、、」みたいに、つい政治に対して、受け身になってしまうのは、人種として日本人であることと日本国籍であることが切り離せなくなって、客観性を失ってしまうからなのでしょうか。

     

    「えっ、僕は日本人だから、大人になってもカナダの選挙に参加できないの?そんなの不公平だよ!」と怒る息子。

    彼は将来、どちらの国籍を選ぶか、悩むことでしょう。

    その前に、日本もダブル国籍を許してくれると良いのですが。

     

     

    The Federal election was held yesterday.

    This morning, my 11-year old son checked the result excitedly.

     

    I haven't been interested in the Japanese politics even after I gained my Japanese voting right when I was 20.

    I have had my ideal Japanese society in my mind, but I’ve never imagine I can change the politics, so I have been passive.

     

    I had felt guilty about that, but when I saw the Canadian politcal education, I realized that I hadn’t been educated how to participate in politics.

    There is a big difference between the Canadian philosophy and the Japanese one about political education.

     

    My son's class was divided into six groups. Each group researched one political party, and gave a presentation to the others. After that, they voted in the class.

     

    In my friend’s 15-year-old daughter’s high school, all the students voted, and presented the result to the government.

    Of course, the votes were not counted for the election, but the result must have given some impact to the Canadian politics.

     

    That has never ever happened in Japan,as far as I know.

     

    By the way, the Japanese people are only allowed one nationality.

    My son says: “That is unfair!”

    I hope the law will be changed until my son turns 18.