絵本読み聞かせのボランティア始めました

2018.11.26 Monday

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    突然ですが、1ヶ月前から、ハーフ日本人の幼児ちゃんたちに、日本語の絵本を読み聞かせるボランティアを始めました。
    週一回、たったの小一時間なのですが、かつて息子に読んでいた記憶と重ねながら、とても充実した時間を過ごしています。

    ここモントリオールは、移民の街。
    様々な国からの移民が集まり、やがて、その二世という形で、子供が生まれます。
    その子供達は、複数の言語の中で育っていくのですが、どの言語をどの程度取得していくかは、親の価値観によって、かなり変わります。

    日本人ハーフのお子さんの場合、保育園や学校ではフランス語、パパとは英語かフランス語、ママとは日本語、という言語環境が多いようです。家族内の言語を統一したいということで、ママとも英語やフランス語というケースもあります。
    ここで考えさせられるのが、「日本語教育」の必要性の意義です。

    ここで生まれたハーフ日本人のお子さんにとって、日本語はママの第一言語。そして、母方の親戚達がずっと使ってきた言葉です。
    しかしながら、将来、日本に住む予定が無いとなると、日本語が話せなくても、これといって生活に支障をきたすことはありません。日本人のママとだって、英語やフランス語である程度はコミュニケーションをとれるはずです。

    となると、彼らにとって、日本語ってなんなのでしょうか?
    第一言語ではありません。一番ストレスなく自己表現できるのは、英語かフランス語のことが殆どです。
    そして、カナダで生まれているので、母国語でもありません。
    母親の母国語という特別な意味があるので、ただ単に、第二・第三言語として片付ける訳にもいきません。

    私は最近、「継承語」という言葉を知りました。彼らにとっての日本語は、継承語なのです。

    実はモントリオールにおいて、継承語の習得にどれだけエネルギーを費やすべきなのかは、常に議論の的になっています。

    息子は100%日本人ですが、既に英語でのコミュニケーションはネイティブと同じレベルで出来ます。今のところ、将来帰国するつもりは無いようです。それでも、現地校の英語やフランス語の宿題に加え、日本語補習校の大量の宿題をこなし続けています。
    ある日息子に、「どうして日本語の勉強も頑張るの?」と聞いたら、「だって、日本語は僕の言葉なんだよ!僕のご先祖様が使い続けてきた言葉なんだ!」と涙を浮かべながら答えたのです。思わず、私の方もウルウル、、、

    おそらく息子は、言語を継承することは、その国の文化やエネルギーや愛を継承することを 本能で解っているのでしょう。

    私は学者ではないから、偉そうなことは言えないけれど、ここに生まれたハーフ(さらにはクオーター)日本人の子供達に、どうか豊かな日本語を継承していって欲しいと願っています。

    そんな思いをこめて、読み聞かせの時間を楽しんでいる今日この頃なのです。
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