愛でつなぐ継承語「日本語」

2020.01.21 Tuesday

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    私の夢は、現在、四つほどあるのですが (欲張り!)、そのうちのひとつは、継承語としての日本語を 日系の子供達に伝えられる、一流の先生になることです。

    今すでに先生ですが、もっとバージョンアップ したくて、「一流」という言葉をつけました。

    日本語が、第一言語でも、母国語でもない、かといって、ただの外国語でもない、海外生まれの日系人の子供達。彼らにとって、日本語は、「継承語」という位置付けです。生活する為に必要ではないけれど、自分のご先祖さまが、代々受け継いできた言葉です。

    言葉には文化が詰まっているので、継承語を学ぶことは、自分のルーツを学ぶことにもなります。
    単に「日本人の親戚とコミュニケーションが取れる」とか「将来、ビジネスの役に立つ」といった合理的な利点だけでなく、とても深い意味があると、私は思っています。

    色々な言い方ができるけど、、、、
    「自分が、日本のご先祖さま達や、にほんの八百万の神々とつながっていて、その愛でいつも応援され守られている」という感覚を掴めることは、人生において大きなアドバンテージになると、私は思うのです。
    私たち日本人も、困った時や節目のときは、神社やご先祖様のお墓に参ったりしますものね。

    日本語の絵本を読む時、日本語を教える時、日本語の言葉そのものに、そういった愛が詰まっているのを感じます。
    言霊ってことなのでしょうか?

    そんな思いで、日々、生徒達の日記にコメントを書き、教材を手作りし、読み聞かせの絵本をセレクトし、、、週に二時間だけの授業は、全力投球!


    話すのは苦手だけど、とても素敵な日記を書く男の子。
    読み書きは苦手だけど、一生懸命、日本語で話しかけてくれる女の子。
    机上の勉強は嫌いだけど、絵本を読んであげると目をキラキラさせて聞いてくれる男の子。

    クラスの子供達は、みんなそれぞれ、宝石の原石を持っていて、その磨き方が違います。
    実際に磨くのは、本人たち。私はただ、「彼らの存在に感謝して愛する」というお手伝いしかできません。

    そんなわけで、実は私、毎回授業に出かける前、自宅で、

    〇〇くん、ありがとう、愛してるよ
    △△ちゃん、ありがとう、愛してるよ

    といった具合に、クラス10人全員の名前を唱えるという、かなり怪しいことをしています(笑)